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ピアノ発表会でビデオ撮影するコツは?|撮り方や座席選びを解説

目次

サムネイル
1.ピアノ発表会でビデオ撮影がOKか確認しよう
2.ピアノ発表会のビデオ撮影には何が必要?
2.1.ビデオカメラと三脚は必ず用意
2.2.あったら嬉しいテープ類と懐中電灯
3.ピアノ発表会で使うビデオカメラに必要な3つの機能
3.1.手ブレ補正機能
3.2.ズーム機能
3.2.1.デジタルズームのメリット・デメリット
3.2.2.光学ズームのメリット・デメリット
3.3.明るさ調整機能
4.ピアノ発表会をキレイに映す4つの撮り方
4.1.三脚から手を放す
4.2.マニュアルで明るさを調整する
4.3.美しい構図を決める
4.4.ホワイトバランスを設定する
5.ピアノ発表会のビデオ撮影で気を付ける4つのこと
5.1.前もってフル充電しておく
5.2.古いバッテリーは交換する
5.3.録画モードになっているか確認する
5.4.少し前の時間から撮り始める
6.ビデオ撮影に三脚を使用する4つのメリット
6.1.子どもの演奏を集中して聴ける
6.2.ブレずに撮影できる
6.3.撮影しても疲れない
6.4.手が空くので、写真も撮れる
7.三脚を正しく使う2つのコツ
7.1.振動が伝わらないように立てる
7.2.水平に立てる
8.ピアノ発表会のビデオ撮影は「やや左側」がベスト
9.会場全体を撮るか、ピアノ演奏を中心に撮るか
9.1.会場全体を撮りたければ「後方の席で光学ズーム」
9.2.演奏者を総合的に撮影したければ「前方左側」
9.3.演奏者の表情をメインに撮影したければ「前方右側」
9.4.連弾は奥側の演奏者をどう撮影するか
9.5.音質に満足したければ「聴きやすい」席
10.ピアノ発表会のビデオ撮影でNGな4つの場所
10.1.出入口の近く
10.2.小さい子どもの近く
10.3.撮影専門業者の近く
10.4.最前列
11.ビデオカメラのマイクで音質は十分?
11.1.外付けマイクでピアノ発表会の音質アップ
11.2.ノイズ除去ソフトでピアノ発表会の音質をクリアに
11.3.映像と音を別々に撮影・録音して音質アップ
11.4.会場のマイクを使う
12.キレイに撮る自信がないときは、業者に頼むのがオススメ
12.1.業者はプロの機材を使用している
12.2.業者はプロのカメラマンによる撮影
12.3.業者はピアノの音色を高音質で録音できる
12.4.業者の編集テクニックで失敗をカットできる
13.まとめ|ピアノ発表会のビデオ撮影を成功させよう

この記事ではビデオ


●撮影に必要なもの
●キレイに撮影する方法
●ピアノ発表会での座席の選び方



などについて詳しく解説していきます。
ピアノ発表会特有の撮影方法も紹介していますので、ぜひビデオ撮影の参考にしてみてください。

ピアノ発表会でビデオ撮影がOKか確認しよう

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ピアノ発表会で個人によるビデオ撮影ができるかどうかは、それぞれのピアノ教室によって異なります。事前にビデオ撮影ができるかどうか、教室に確認するといいでしょう。
 
規模の大きいピアノ教室や大手のピアノ教室は、ピアノ発表会のビデオ撮影を禁止にして、業者に撮影を依頼する割合が高いです。ピアノ演奏時の客席の物音は、演奏者や聴き手の集中力を低下させる恐れがあります。
 
たとえばコンクールや音大進学まで意識している生徒が多いピアノ教室では、生徒の快適な演奏環境のために、ビデオ撮影を禁止しているところもあるでしょう。
 
一方、個人教室などのピアノ教室は、業者にビデオ撮影を依頼していないことも多いです。そのため、ピアノ発表会でのビデオ撮影を自由にできることがあります。

ピアノ発表会のビデオ撮影には何が必要?

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ピアノ発表会でビデオ撮影がOKならば、まずは必要なものを揃えましょう。
 
ここでは、
 

●必ず用意したいもの
●用意すると役立つもの


の2つに分けてご紹介します。
 

ビデオカメラと三脚は必ず用意

子どものピアノ発表会の様子は、できる限りキレイに記録したいものです。ピアノ発表会のビデオ撮影では

●ビデオカメラ
●三脚


の2つは最低限揃えるようにしましょう。これらの機能や使い方については、のちほど別項で詳しく説明します。
 

あったら嬉しいテープ類と懐中電灯

ピアノ発表会のビデオ撮影で、用意しておくと安心なのが

●テープ類
●懐中電灯

 

の2つです。
 
これらは使わないかもしれませんが、いざというときに役に立ちます。
 
まず用意しておきたいのが、テープ類です。ガムテープは粘着力が強いため、使用を禁止しているホールもあります。
 
ビニールテープや紙テープ、養生テープなどの、はがしても跡の付きにくいテープを用意しましょう。テープ類は三脚などを固定するときに役立ちます。三脚が壊れたときには、応急処置としても使えるでしょう。
 
懐中電灯は、会場が暗いときに役立ちます。ものを落としたときに見つけられるように、懐中電灯を用意しておくといいでしょう。
 
スマホにもライト機能はありますが、懐中電灯の方が操作性に優れているため、瞬時のことにも対応できます。ただし、懐中電灯を使用する際は、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。

ピアノ発表会で使うビデオカメラに必要な3つの機能

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スマホのカメラ機能の発達で、最近のスマホはきれいな写真や動画を撮れるようになっています。しかし動画撮影の1点で見ると、ビデオカメラを用意した方がいいでしょう。
 
ビデオカメラの多くには
 

●手ブレ補正機能
●ズーム機能
●明るさ調整機能


の3つが備わっています。
 
もしビデオカメラをあらたに購入する場合は、これらの機能について細かく確認することをオススメします。
 

手ブレ補正機能

手振れ補正があれば、動画撮影時にカメラの振動を補正してくれるので、映像がなめらかで安定します。またズーム機能を使うと、手ブレの影響が映像に大きく出ます。遠くのものを撮影するのに、手ブレ補正は大変有効な機能だといえるでしょう。
 
長い間同じ体勢で撮影していると、どうしても手はブレてしまいます。ピアノ発表会用にビデオカメラを探すのであれば、手ブレ補正は必須の機能です。
 

ズーム機能

ズーム機能には、デジタルズームと光学ズームの2種類があります。それぞれ拡大する方法が異なります。
 
デジタルズームは一部を切り取って拡大する方法で、光学ズームは虫眼鏡のように被写体そのものを拡大する方法です。デジタルズームと光学ズームには、それぞれメリットとデメリットがあります。
 

デジタルズームのメリット・デメリット

デジタルズームのデメリットは映像が荒くなってしまうことです。最近はデジタル処理技術の進歩によりキレイに撮影できるようになりましたが、拡大のし過ぎには注意を払う必要があります。
 
デジタルズームのメリットとしては、光学ズームと併用すると、より遠くのものを撮影できることが挙げられます。たとえばデジタルズーム4倍と光学ズーム3倍を併用すれば、12倍で撮影可能です。またデジタルズームのレンズは小さくて軽いので、小さなものにも取り付けられます。
 

光学ズームのメリット・デメリット

光学ズームのメリットは、映像を劣化させることなく、キレイに記録できることです。ただし光学ズームのレンズは一般的に大きくて重いのが特徴で、値段もデジタルズームのものに比べて高くなっています。
 

明るさ調整機能

ビデオカメラには一般的に明るさ調整機能が備わっています。明るさの他に色のバランスも調整できるこの機能は、通常は自動で調整できるように設定されています。
 
しかし、晴れの日の屋外や暗い会場などの条件では、明るさを調整しないとキレイな映像を撮れないことがあるのです。会場が暗くなりやすいピアノ発表会では、明るさ調整は必須だといえるでしょう。
 
明るさ調整機能は自動設定の他に、マニュアルで設定できることもあります。ビデオカメラによってはマニュアルで設定できないものもあるので、購入を考えている場合は機能の確認をしましょう。自動設定は便利ですが、マニュアルをうまく使えると、マニュアルの方がよりキレイな映像を撮れます。

ピアノ発表会をキレイに映す4つの撮り方

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ピアノ発表会で美しい映像を撮影する方法として、以下の4つをご紹介します。

 

●三脚から手を放す
●マニュアルで明るさを調整する
●美しい構図を決める
●ホワイトバランスを設定する  



これらを意識しているかどうかで、映像の仕上がりが変わってきます。前もって撮り方がわかっていると、キレイな映像が残せるだけではなく、子どもの演奏も集中して聴けるようになるでしょう。
 

三脚から手を放す

ビデオカメラで同じ構図の映像を撮り続ける場合は、できる限りブレないようにしたいものです。動かさないためには、三脚を触らないことが一番の方法です。構図を変えるとき以外は、ビデオカメラだけでなく三脚からも手を放しましょう。
 
小さな手の動きでも、ビデオカメラは反応します。ビデオカメラの液晶では動いていないように見えても、実際には映像が乱れてしまっているのです。とくに大画面のテレビで見るときは、わずかなブレも目立ってしまいます。
 

マニュアルで明るさを調整する

ビデオカメラの明るさ調整機能は、ほとんどが自動で設定されるようになっています。ピアノ発表会のビデオ撮影では、この明るさの自動設定がうまく機能しないこともあるのです。
 
ピアノ発表会では、白や黒の服を着ている演奏者が多くいます。もし黒い服の演奏者を撮影するなら、注意が必要です。黒色が画面の多くを占めると、ビデオカメラが暗いところにいると誤認識して、必要以上に明るく撮影してしまう恐れがあります。
 
スポットライトが明るいステージでも、明るさ調整機能がうまく働かないかもしれません。明るすぎて白とびが発生すると、映像が見づらくなってしまうので注意しましょう。
 
明るさ調整に失敗しないためには、マニュアルで明るさを調整することがオススメです。しかし、マニュアルの明るさ調整には慣れが必要です。
 
ビデオカメラの液晶は、見る角度によって明るさが異なります。液晶は正面で見ると明るく、斜め上や斜め下から見ると暗くなるのが一般的です。
 
また液晶で見るときと、実際にテレビで見るときの明るさも異なります。ビデオカメラの明るさを普段から意識して、どの明るさが本物に近いかを覚えておきましょう。
 

美しい構図を決める

構図は、映像の美しさを決める大事な要素です。同じビデオカメラを使って同じ倍率で撮影しても、構図で見え方は大きく変わります。ここでは、ピアノ発表会を撮影するオススメの構図をひとつご紹介します。
 
画面中央から左に演奏者が、中央から右にピアノが映るように撮影してみましょう。ズームの倍率は、演奏者が椅子の上から頭までが画面に入るように調整することがポイントです。この構図を基本として映像に動きをつければ、キレイな映像が撮れやすくなります。
 
演奏者が主役のピアノ発表会を撮るとき、慣れない撮影者は演奏者を中央にして撮影しがちです。演奏者が中央になると、左半分が背景だけになってしまい、ピアノも十分に撮影できません。全体のバランスを考えて構図を決めるようにしましょう。
 
また構図を決めるときには、上下のバランスも意識しなければなりません。特定の対象物にフォーカスしすぎることを避けて、上や下に無駄なスペースができないように意識するといいでしょう。
 

ホワイトバランスを設定する

多くのビデオカメラでは、ホワイトバランスは自動で設定されています。ホワイトバランスとは色温度のことで、ホワイトバランスの設定をミスすると、被写体が実際とは違った色で撮影されてしまいます。
 
自然な色合いで撮影するには、ホワイトバランスをマニュアルで設定するようにしましょう。実際に撮影する会場で、ビデオカメラに真っ白の紙を映してホワイトバランス設定ボタンを押せば、簡単に設定できます。
 
マニュアルでなくても、ホワイトバランス設定のモードを選ぶだけでも映り方は変わります。室内モードのプリセットをいくつか試して、より自然なものを選ぶのもよいでしょう。

ピアノ発表会のビデオ撮影で気を付ける4つのこと

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子どものピアノ発表会は一度きりです。発表会のビデオ撮影で失敗しないために、前もって準備をしておきましょう。ここではビデオ撮影で注意したいことをご紹介します。
 


●前もってフル充電しておく
●古いバッテリーは交換する
●録画モードになっているか確認する

●少し前から撮り始める


上記4つに気を付けると、撮影前・撮影中に失敗するリスクを減らせるでしょう。
 

前もってフル充電しておく

会場に着いてバッテリーの充電量が少ないことに気づくと、電池切れが心配で気持ちが焦ってしまいます。子どもの演奏を集中して聴けるようにするためにも、前もって充電を済ませておきましょう。
 
当日の充電では間に合わないこともありますので、前日までに済ませておくことをオススメします。
 

古いバッテリーは交換する

バッテリーは消耗品ですので、古くなれば撮影できる時間が短くなってきます。古くなったバッテリーは、残り充電量の表示が正確に出ないこともあります。また少し前までフル充電だったのに、突然電池が切れそうになることもあるでしょう。
 
バッテリーの消耗が早いと感じる場合は、新しいバッテリーと交換しておくと安心です。バッテリーが新しくても、予定以上に長時間撮影してしまうと、充電を切らしてしまう可能性があります。予備のバッテリーを用意しておくといいかもしれません。
 

録画モードになっているか確認する

よくあるミスのひとつに、録画ボタンを押したつもりが他のボタンを押していた、ということがあります。
 
演奏中は録画モードになっているかの確認を忘れないようにしましょう。普段あまりビデオカメラを使っていない場合は、試し撮りをして撮影に慣れておくことをオススメします。
 

少し前の時間から撮り始める

子どもが出てきて撮り始めるのでは、撮影が遅すぎます。
  • ピントが合わない
  • 明るさが適切でない
  • 撮影モードを変更したい

などの予期せぬことに対応できるように、記録に残したい時間の少し前から撮影を始めるといいでしょう。

ビデオ撮影に三脚を使用する4つのメリット

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ピアノ発表会のビデオ撮影で、ビデオカメラの次に用意したいものが、三脚です。三脚はなくても撮影できますが、用意することをオススメします。発表会では基本的に席を動かずに撮影するので、三脚を使用するデメリットはほとんどありません。
 
一方で、三脚を使用することには、以下のような4つのメリットがあります。

 

●子どもの演奏を集中して聴ける
●ブレずに撮影できる
●撮影しても疲れない
●手が空くので、写真も撮れる



 

子どもの演奏を集中して聴ける

ピアノ発表会を記録として残すことも大切ですが、その瞬間を記憶に残すことも重要です。ピアノ発表会では子どもの映像だけでなく、ピアノの音色や緊張感も生で味わいたいところです。とくにピアノの音色は集中して聴かなければ、細部までの表現を感じ取れません。
 
三脚を使えばビデオカメラの画面を見ずに、子どもの演奏を直接見られます。子どもの晴れの舞台を見逃さないようにしましょう。
 

ブレずに撮影できる

ブレずに撮影できることも、三脚を使うメリットのひとつです。手振れ補正が付いているビデオカメラもありますが、三脚を使用した方が映像のブレはありません。
 
ズームで撮影すると、少しの手のブレでも映像のブレに繋がります。ズームを使うことの多いピアノ発表会のビデオ撮影では、三脚は欠かせないといえるでしょう。
 
その他にも、ビデオカメラを上下左右に動かすときに三脚を使用すれば、動きのなめらかな見やすい映像が撮影できます。ズームの動きもなめらかなので、臨場感のある映像も撮りやすいでしょう。
 

撮影しても疲れない

ピアノ発表会でのビデオ撮影では、演奏中は基本的に同じ場所を撮り続けます。同じ体勢で撮影し続けることは、たとえ5分ほどであっても疲れるものです。三脚でビデオカメラを固定すれば、疲れないだけでなく、子どもの演奏を集中して聴くことが可能です。
 

手が空くので、写真も撮れる

三脚でビデオカメラを固定すれば、演奏中は両手が空くので、写真も撮影できます。手軽に思い出を振り返りたいときには、映像よりも静止画の方が便利です。ぜひ子どもが真剣に演奏する姿を、写真にも残してみてはいかがでしょうか。

三脚を正しく使う2つのコツ

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三脚は、ただ立てるだけでは不十分です。
 

●振動が伝わらないように立てる
●水平に立てる


以上の2つに気を付ければ、三脚の効果は格段に高まります。
 

振動が伝わらないように立てる

三脚を立てる一番の目的は、映像のブレをなくすことです。しかし、三脚が動いてしまうと、映像がブレてしまいます。そこで注意したいのが、三脚と座席の距離です。
 
三脚は、前の座席との距離をとって立てるようにしましょう。もし三脚と座席が触れてしまっていたら、少しの座席の動きでもビデオカメラに伝わります。
 
聴衆はピアノ発表会を静かに聴いているように見えますが、意外と動いているものです。足を組んだり、座りなおしたりするだけでも、座席は揺れてしまいます。ビデオカメラと座席の距離は、余裕を持っておくことがオススメです。
 
その他に通路側も映像がブレる原因になる可能性があります。人が歩く振動も三脚に伝わりますので、通路側は避けましょう。また通路側だと、歩いている人が三脚にぶつかってしまう可能性もあります。
 

水平に立てる

映像が斜めになってしまうと、せっかくキレイに撮れた映像も見づらくなってしまいます。三脚が水平に立っているか、ビデオカメラを横に動かす部分が水平なのかを、キチンと確認しましょう。
 
人間の目は正確ではないので、目測で水平ラインを決めることはオススメできません。ビデオカメラの液晶画面は非常に小さいので、水平かどうかを見極めるのは難しい作業です。
 
気泡が付いた三脚であれば、水平かどうか一目で判断できます。もしこれから三脚を購入する予定であれば、気泡の付いている三脚の購入を検討してみてください。

ピアノ発表会のビデオ撮影は「やや左側」がベスト

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ピアノ発表会でビデオ撮影がOKであれば、まずはどのような映像を撮りたいのかをイメージしましょう。一般的には、演奏者の表情や手の動き、身体全体が撮れる位置にビデオカメラをセットすると、演奏する様子がキレイに撮れます。
 
撮影場所のポイントは以下の2つです。


●ピアノの蓋より少し左寄りの席にする
●席は左に寄りすぎないようにする

 


ピアノの蓋の方に席に着いてしまうと、蓋が演奏者をさえぎってしまう恐れがあります。背の小さい演奏者を撮影する場合は、ピアノに演奏者の顔が隠れることもあるでしょう。ピアノの蓋より少し左側に席を確保して、演奏者の全身が映るようにしましょう。
 
ただし席が左に寄りすぎると、演奏者の表情が撮れなくなってしまいます。指が背中で隠れてしまったら、大切な指の動きも撮影できません。席を決めるときは、左に寄りすぎず、「ピアノの蓋よりも少し左側」を意識してみましょう。
 

会場全体を撮るか、ピアノ演奏を中心に撮るか

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ビデオ撮影の席は、

 

●会場全体を撮影するか
●ピアノ演奏を中心に撮影するか



によって変わります。
 

会場全体を撮りたければ「後方の席で光学ズーム」

会場全体の様子や入場から退場までのシーンを撮影したい場合は、後方の座席がオススメです。ただし後方の座席を選ぶ場合は、ズーム機能に頼ることになります。
 
使用するビデオカメラのズームの倍率を前もって確認しておきましょう。映像を十分にアップして撮影できなければ、肝心の演奏しているシーンを鮮明に撮れません。
 
ビデオカメラのズーム機能は、デジタルズームと光学ズームの2種類があります。デジタルズームは映像の一部を拡大することで被写体の大きさを変えているため、拡大すると映像が劣化してしまいます。一方で光学ズームは焦点距離を変化させて拡大しているため映像は荒くなりません。
 
後方からの撮影は、光学ズーム型のビデオカメラで撮影するといいでしょう。傾斜のない会場の場合は、後方の席だとステージが隠れてしまうこともあります。そのため、事前に隠れずに撮れるか確認しておきましょう。
 

演奏者を総合的に撮影したければ「前方左側」

ピアノを弾く演奏者の様子をまんべんなく撮影したければ、前方列で、中央から少し左にずれた席がオススメです。ピアノ全体から演奏者の顔のアップまで撮影できる場所を確保するといいでしょう。
 
席が前すぎると、見上げるような映像になったり、音質が悪くなったりする可能性があります。ビデオカメラの角度などが不自然に感じない席を探しましょう。
 
前方に座った場合は、会場全体や客席の様子の撮影には向いていません。会場の雰囲気は演奏中とは別に撮影するなどして、記録に残すといいでしょう。
 

演奏者の表情をメインに撮影したければ「前方右側」

ピアノを弾く演奏者の表情をしっかりとビデオ撮影したければ、前方列で、演奏者より少し右側に席を確保するのがオススメです。
 
ただし右側から撮影すると、演奏者の背が低い場合、ピアノ本体や蓋が演奏者を隠してしまうこともあります。ステージを見上げて撮影する場合は、とくに注意が必要です。
 
右側から撮影すると、表情はよく撮れますが、手の動きはうまく撮影できません。複数人で撮影するときに、サブのビデオカメラとして右側から撮影すると、撮影の幅が広がるでしょう。
 

連弾は奥側の演奏者をどう撮影するか

1台のピアノを2人で演奏する連弾の場合は、奥側の演奏者の撮影が難しくなります。
 
親子連弾で親が奥側にいて子供が小さい場合は、身長差があるので比較的見映えよく撮れるでしょう。身長差がない場合は、演奏者からわずかに右側にずれた席を確保すると、手元は撮れませんが、顔の表情がよく撮影できます。
 
連弾のビデオ撮影は難しく、ピアノの演奏途中に慌てて席を移動する保護者も見られます。撮影に失敗しないためにも、席からどのように撮影できるか、前もって試し撮りをしておきましょう。
 

音質に満足したければ「聴きやすい」席

ピアノ発表会は、できる限り高音質で録りたいものです。マイク自体を変えなくても、最適な席を選ぶことで録音状態は変化します。
 
音質にもこだわりたい場合は、以下の2つを考慮して席を選んでください。


●前方の席はピアノから直接聴こえる音の割合が大きく、残響は少なめ
●後方に行くにつれて、ピアノから直接聴こえる音の割合が減り、残響の割合が増加 



ホールによって音の反響や建物の材質、客席数は異なるため、録音に最適な場所はそれぞれ異なります。最適な場所を見つけるには、自分自身の耳が心地よいと感じる場所で撮影することです。ピアノの音の輪郭が聴こえて、残響も感じられる席を探してみましょう。
 
比較的広いホールの場合は、後方の席はピアノの音の輪郭がクッキリと録音できない恐れがあります。撮影場所に困った場合は、一般的に真ん中より前方辺りがオススメです。
 
小さい会場の場合は、どの位置に座っても音の聴こえ方に大きな違いがないこともあります。違いがあまり感じられない場合は、映像がよく撮れる席を優先するといいでしょう。
 

ピアノ発表会のビデオ撮影でNGな4つの場所

ピアノの演奏会場では、必要な音は基本的にピアノの音だけです。普段気にならない音も雑音として目立ってしまいますので、できる限り静かな席を選びましょう。また音割れやアングルの問題で、避けたい席もあります。
 
ピアノ発表会のビデオ撮影では、以下の4つの席は避けることをオススメします。


●出入口の近く
●小さい子どもの近く
●撮影専門業者の近く
●最前列



これらの4つは、録音に適した環境とはいえません。
 

出入口の近く

出入口の近くは、人が最も通る場所です。自分の子どもの演奏が終わったタイミングで外へ出る保護者や、泣いている赤ちゃんを抱えて出ていく保護者など、雑音の入る要素が多くあります。
 

小さい子どもの近く

小さい子どもや赤ちゃんは、どうしても声を出してしまいます。近くの声はピアノの演奏よりも大きく録音されることもありますので、録音されるとかなり目立つでしょう。
 

撮影専門業者の近く

撮影専門業者の近くは撮影に適した場所ではありますが、シャッター音が雑音として録音されてしまいます。シャッター音が気にならない程度まで離れて、席を確保するといいでしょう。
 

最前列

ビデオカメラの種類によっては、最前列で撮影すると音割れが起こるかもしれません。また、ステージが高い場所にある会場では、見上げて撮影することになってしまい、映像が美しく撮れません。
 
例外として、平坦なステージでかつ音割れの心配もなければ、最前列も撮影に適した場所だといえるでしょう。
 

ビデオカメラのマイクで音質は十分?

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ピアノ発表会を映像で残すのであれば、音質にもこだわりたいところです。しかし、一般的なビデオカメラの場合、ピアノ演奏を録音するのに十分な性能は備えていません。
 
ピアノ演奏の音質をアップしたいのであれば、

 

●外付けマイクを使う
●ノイズ除去ソフトを使う
●映像と音を別々に撮影・録音する
●会場のマイクを使う などの方法が考えられます。


 

外付けマイクでピアノ発表会の音質アップ

外付けマイクを使用すれば、手軽にビデオカメラの音質アップが可能です。RODEやSENNHEISER、SHUREなど音質の良さで定評のあるメーカーから、多くの外付けマイクが発売されています。
 
外付けマイクの性能だけでなく、所持しているビデオカメラに対応しているかも確認して最適なマイクを選びましょう。マイクはメーカーや種類によって音質に違いがあり、値段が高ければ自分の納得する音質になるわけではありません。
 
実際に店頭で音質を確認して、専門スタッフからのアドバイスを参考にすることをオススメします。
 

ノイズ除去ソフトでピアノ発表会の音質をクリアに

ノイズ除去ソフトを使えば、ビデオカメラで撮影したものから音質アップが実現可能です。サーというホワイトノイズが軽減されるだけでも、ピアノの音はかなり聴きやすくなります。またノイズ除去ソフトによっては、ノイズ除去だけではなく、残響を調整したり音量を調整したりすることも可能です。
 
ノイズ除去ソフトは、無料で使えるAudacityや、専門家も使用するiZotope社のRXシリーズなどさまざまなものがあります。ソフトを使いこなせるようになるには、多少の慣れが必要かもしれません。
*参考 Audacity
*参考 RX 10 - iZotope Japan
 

映像と音を別々に撮影・録音して音質アップ

ピアノ発表会の音質にこだわりたいときにオススメの録音方法は、映像と音を別々に撮影・録音することです。ビデオカメラとは別に、録音専用の機材を用意します。映像と音は映像編集ソフトを使って合わせるため、映像編集の知識も必要です。
 
ただし録音専用の機材を準備すると、予算がかかるだけではなく、機材を置くための場所も必要です。本格的に録音をしたい場合は、先生に相談してみるといいでしょう。
 

会場のマイクを使う

高音質で録音する一番の方法は、会場のマイクを使うことです。ホールの天井に吊られているマイクは、音響に適した場所に吊られていますので、客席よりも高音質で録音できます。
 
天吊りマイクは、業者や主催者でなければ、使用は難しいでしょう。もし会場に天吊りマイクがあって利用していないのであれば、主催者や先生に提案してみるのも手です。

キレイに撮る自信がないときは、業者に頼むのがオススメ

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ピアノ発表会の映像をキレイに撮る自信がないときは、業者に頼むのがオススメです。では、個人と業者のビデオ撮影は何が違うのでしょうか。
 
一般的には
 

●機材
●撮影技術
●録音技術
●編集技術が異なります。

 
業者に頼めば、映像が高品質に仕上がるだけではありません。個人で撮影する必要がないので、子どもの演奏を最初から最後まで堪能できるでしょう。
 

業者はプロの機材を使用している

業者と個人では、使用機材に大きな違いがあります。プロ機材の方が家庭用ビデオカメラより鮮明でリアルな映像が撮影できるため、仕上がりの差は大きくなるでしょう。
 
高倍率のズームレンズを使えば、よりリアルな映像が撮影可能です。業者によっては複数のビデオカメラを組み合わせて、さまざまなアングルから撮影できるところもあります。
 

業者はプロのカメラマンによる撮影

業者はプロのカメラマンによる撮影がほとんどで、ピアノ発表会に慣れているカメラマンは、キレイな撮り方を熟知しています。音楽に合わせて映像を変化させ、会場の雰囲気が感じ取れる映像を撮影するには、プロの経験と技術が必要です。
 

業者はピアノの音色を高音質で録音できる

ピアノ発表会に精通している業者であれば、高音質の録音も可能です。
 
ホール専用の天吊りマイクで録音すれば、家庭用ビデオカメラの音質とはまったく違った、生き生きとした音が録れるでしょう。天吊りマイクがなかったとしても、専用のステレオマイクを使えばクリアな音質で録音可能です。
 

業者の編集テクニックで失敗をカットできる

子どものピアノ発表会では、思いがけないことが起こるものです。緊張して歩く方向を間違えたり、動きが止まってしまうこともあるかもしれません。
 
動画編集まで丁寧におこなう業者であれば、編集で失敗をカットできます。自宅で映像を見直したときに、失敗を思い出さずに済むでしょう。
 

まとめ|ピアノ発表会のビデオ撮影を成功させよう

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この記事では

 

●ビデオ撮影に必要なもの
●キレイに撮影する方法
●ピアノ発表会での座席の選び方



などについて、詳しく解説してきました。
ピアノ発表会のビデオ撮影を成功させるには、事前の準備が大切です。機材や道具を揃えるだけでなく、


●撮影する座席・アングル
●映像のブレ対策
●ビデオカメラの明るさや色合いの調整
●構図の決定

 

などもイメージしておくと、当日に慌てることなく撮影できます。大切な子どもの映像を、ぜひこだわりの映像で記録しましょう。

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